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国際クレジットカード

クレジットカードは発行した会社だけでなく、全世界の加盟店でカードを使ったショッピングやサービスを受けることができます。このようなことが可能なのは、クレジットカードに付いている国際ブランドのおかげです。
VISA、マスターカード、JCBのような国際ブランドクレジットカードは、世界に通用する決済機能を提供しクレジットカードの使い勝手を向上させています。ここでは、クレジットカードを申込むときにどの国際ブランドを付けるのがいいのか、あなたが判断するのに役立つ情報をお伝えします。

クレジットカードの世界シェア

国際クレジットカードの発行枚数比較
国際クレジットカードの発行枚数比較(1999年)

クレジットカードというと銀行や大型店が発行するカードが一般的ですが、ほとんどのクレジットカードには国際ブランドの決済機能が付けられています。ビザやマスターカードと言われるのが国際クレジットカードのブランド名です。
日本で買い物をしているとクレジットカードのブランド力はあまり重視されません。ところが、海外で買い物をすると、現金よりもブランド力のあるクレジットカードのほうが信用力があり、クレジットカードを持っている顧客を大事にしてくれます。

世界的にもっとも発行枚数の多いのがVASA(ビザ)です。本部組織のビザ・インターナショナルは自社ではカードを発行せず、顧客であるカード発行会社にカード決済機能を提供しています。VISAは日本でのシェアはJCBに次いで2位になっています。
世界2位の発行枚数を誇るマスターカードは、設立当社から世界展開に積極的で日本では銀行系列のクレジットカードによく採用されています。
日本ではあまり知られていないのがアメリカン・エキスプレスです。提携カードよりも自社でクレジットカードを発行しています。
ダイナースカードは世界で始めてクレジットカードを発行した会社です。クレジットカードを持っていることはステイタスシンボルであるという概念を作ったのもダイナースカードのおかげです。
そして、唯一日本初の国際クレジットカードがJCBです。国際的なシェアは2%余りですが、日本ではNo1の発行枚数を誇っています。JCBは日本での知名度は高く、ほとんどどのお店でJCBカードは使えますが、世界的にはVISAやMasterCardほど使えるお店は多くありません。

国際クレジットカードの種類

国際クレジットカード

クレジットカードの種類は多いですが、世界的に通用する国際ブランドはここに紹介する5つのブランドしかありません。もともとクレジットカードは、富裕層が旅行やショッピング、食事などで便利なように作られた会員カードでした。
いまだにそのコンセプトを守っているのが、アメリカン・エキスプレスやダイナースカードです。反対に広く世界的に提携先を広げ誰でも便利に使えるカードを目指しているのが、VISAやマスターカード、JCBカードです。
(参照:銀行系クレジットカード

クレジットカードの国際ブランド

VISA(ビザ)
ビザとはVISA Internationalが正式名称のクレジットカードの国際ブランドです。世界のクレジットカード発行枚数が最も多いのがVISAカードです。日本では住友銀行と提携して住友クレジットサービスを設立しました。世界的には銀行系のクレジットカード会社との提携が多いですが、日本では日本信販、クレディセゾン、OMCなど流通系カード会社なども含めて多くの企業と提携しています。
MasterCard(マスターカード)
ビザに次ぐ国際ブランドがマスターカード(Master Card)です。米国でVISAに対抗して設立されたクレジットカードですが、ヨーロッパのユーロカードや英国のアクセスカードと提携し、積極的に世界展開をはかっています。日本では、住友銀行に対抗すべく多くの銀行系クレジットカード会社がマスターカードと提携しました。現在では、ビザ、マスター両方のクレジットカードを提供するカード会社がほとんどです。
JCB(ジェーシービー)
日本初の国際クレジットカードブランドがJCBカードです。日本ではもっともカード発行枚数が多いですが、全世界的には2~3%程度にとどまっています。日本でのJCB加盟店は多く地方ではVISA、マスターよりも加盟店は多いほどです。またアジア地域でもJCBブランドは浸透していて、韓国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、タイなどでは使えるお店が多いです。
AMERICAN・EXPRESS(アメリカン・エキスプレス)
年会費が高いため日本ではあまり普及していませんが、国内ではJCBと提携してJCB加盟店でもアメリカン・エキスプレスカードが使えます。アメリカン・エキスプレス自体がクレジットカードを発行し海外旅行時の航空券、宿泊先の手配やレストランの予約まで行ってくれるサービスがあります。
DinersClub(ダイナース)
世界で最初にクレジットカードを提供したのがダイナースカードです。クレジットカードを持っているのがステイタスシンボルという概念を作った会社ですので、現在でも会員は会社経営者やエグゼクティブ層が多いです。ダイナースカードが使えるお店も高級レストランや高級ショップが多く、一般店では使えないことが多いです。

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